超音波洗濯機 実用化へ
衣類や、繊維状物質の超音波洗浄基本技術が、完成してから、20年。フィルター超音波洗浄装置の納入実績は 出来たにもかかわらず、本命の衣類の超音波洗浄機、つまり超音波洗濯機は、どうしても実用化して、納入するところまで、行きませんでした。マットなどの超音波洗浄技術もその効果が、お客様立会いで、確認されているにもかかわらず、新規設備(ドラム型回転洗浄機)の導入直後と言うことで、納入対象になりませんでした。衣類の超音波洗浄は、クリーニング工場が、この長い日本景気の低迷の中で、新規設備導入について、導入の機会を作れませんでした。
家庭用超音波洗濯機は、単なるネーミングとしての[超音波洗濯機]の大手家電メーカーからの発売により新規性を失い、強い超音波への不信を植え付けられ、日本の白もの家電の退潮の中で、提携する日本家電メーカーとめぐり合うことが出来ず、一時期やむなく、中国青島の[海風]との提携も模索しましたが、不調に終わっています。
昨年、超音波コインランドリー装置の開発依頼が、海外から来たのをきっかけに、商品化について 独力で出来ないか 検討してきました。衣類の超音波洗浄技術は、確立していますし、その洗浄効果は、実証済みです。それをより安く、小さく、安全に そして軽く、電力消費を抑えて、 誰でも使える商品に出来るか、それが、問題でした。工場に入れるのとは 違います。
長年、工業用超音波洗浄装置を設計していて、家庭用、あるいは 街中のコインランドリーの洗浄工程の必要工程を 大きく誤って解釈していることに気がつき、超音波洗濯機の実用化、商品化の大きな壁をクリアできることが、わかりました。超音波バリ取り装置も 超音波クリーニング装置も 超音波キャビティーション応用技術は、同じです。2013年の真・超音波洗濯機の商品化を目指し、設計を開始いたします。ご期待下さい。