ジクロロメタン ・塩化メチレン( CH2Cl2)代替洗浄技術
印刷業界における胆管癌が、大きな話題になっている。その原因物質に疑われているのが、ジクロロメタン あるいは、塩化メチレンと呼ばれる洗浄溶剤である。塩化メチレンは、洗浄機業界で活動するものは、知らないものがないと言ってよいポピュラーな洗浄剤で、フロンー113(CFC-113)が、使用中止になった後も、印刷業界に限らず、部品製造加工後の脱脂、切粉除去洗浄溶剤として、多くの工場で使われている。TV報道では、洗浄対象物[グラビアシリンダー?]に直接、溶剤をかけて手拭をしているのが、放映されている。これだと、かなりの濃度で吸い込むことになり、健康には、きわめて悪い。
しかし、街の多くの印刷やさんは、大変狭く、資金的にも多くは、余裕が無く、仕事のスピード確保からも、塩化メチレンに変わる代替装置の導入は、非常に難しいのかもしれない。これらの現状を踏まえた上で、 代替洗浄技術を提案する。弱アルカリ系の真・超音波洗浄装置である。液をかけて除去するわけではなく、超強力超音波洗浄装置である。価格、大きさ、取り扱いやすさは、液をかけるだけで落ちる?方法には、はるかに劣る。しかし、健康被害は 防げる。解決をお考えのお客様は、ぜひ、当社に相談していただきたい。現段階で、可能な最善の提案をさせていただきたい。
(2012.09.28)