ボンデ鋼板の冷間鍛造工程後のバリ・皮膜・除去洗浄技術
ボンデ鋼板の冷間鍛造後の鋼板表面を マイクロスコープで見ると、表面がささくれだって、すぐにも剥がれそうになっていることが、わかります。通常この後洗浄、そして メッキなどの工程に 進むので、単なる脱脂洗浄では、この表面のささくれ状態の[皮]が 剥がれて メッキ不良を防止する事が出来ません。 ボンデ処理後には、その潤滑・保護効果を高めるため、リン酸塩皮膜処理剤つまり、ある種の脂肪酸ナトリウム(つまり、セッケン)等を使用しますが 鍛造時の高熱で それらは 炭化して 鋼板表面に筋状に刷り込まれています。この炭化劣化した脂肪酸類を完全に除去し、且つ、無数のささくれて 一見今にも 取れそうになっている、うろこ状の皮膜も 完全に除去する必要があります。 これが、ボンデ鋼板の冷間鍛造後の真・超音波洗浄の目的です。
ボンデ処理後の洗浄は 一般のガス星雲型のキャビティーを どう使っても 解決は 出来ません。
水溶性洗浄剤のキャビティーション強化システムを使った 強力超音波洗浄と、超音波バリ取りが出来る最新の技術によって 完成します。ボンデ処理後の洗浄について 御困りの際は 是非当社に おたずねください。
by shibano
(2011.10.27)