超音波電界バリ取り技術 実用化へ
超音波バリ取りのお客様で、角を少し丸めたいお客様、あるいは、強力な超音波バリ取りでも なかなか除去仕切れない金属加工バリについて 除去可能な方法を開発 実験対応を始めたので ご報告申し上げます。
筆者は、20年前に アルミ箔エロージョンテストに置いて、超音波振動板と アルミ箔の間に 一定の直流電圧をかけると キャビティーションが、定在波に集中したり 分散する事を発見しました。まだ 液体の中に 溶解している空気などの気体が キャビティーの形状や、移動方向に大きな影響を与えていることに 気が付かない時代です。つまり 目に見える泡が ちょうおんぱで発生するキャビティーと 錯覚している時代です。
SUS板金精密部品の大きな抜きバリを 超音波で除去する実験中に 20年前の出来事を思い出して 電界をかけて 超音波バリ取りを行った所 短時間に 根元の厚いバリの除去が出来たので、超音波のみ、電界のみ、超音波電界の3種の比較定性実験を 行い 効果を確認いたしました。それ以降実験を重ね、超音波電界の効果[根元の厚いバリの除去、角のr処理]を確認しております。
超音波電界バリ取りは、超音波バリ取りの 新たな可能性を切り開くものです。ご期待ください。(ブルー・スターR&D技術 shibano)
*特許出願中です。
(2011.05.31)